Mickey's world

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2016年 12月 29日

うたかた

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うたかた。

一生懸命に働くことは、真北の法則に合致し、正しい。

何故生きるのか。
何故生きなければならないのか。
善く生きるとはどういうことか。

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る。

詩人は力強く、高らかに、若人に語り掛ける。

しかし、詩人は自身の生が終わるまで、その最期の最期まで、その意思を貫き通せたのだろうか。
そうであれば僕は深く頭を垂れる。

僕だってそうありたい!

しかし、くたびれた。草臥れた。クタビレタ.
今年の公的な理性には、今を以て帳を下ろそう。

いま、うたかた、という言葉が心に浮かんでいる。


# by libra-mikio | 2016-12-29 22:43 | Mic記
2016年 12月 25日

いよいよ年の瀬、輪飾りなど

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いよいよ年の瀬の雰囲気が僕にもやって来た。

世知辛く、季節の巡りとは一切かけ離れた業務にどっぷり浸かってはいるが、街を歩けばやはり師走だ。


信じられないだろうが、仕事がハードすぎて今年は忘年会すらやっていない。

昨日今日のクリスマスはそれこそ全く僕には関係なく、だからクリぼっちの意識すらなく、ただの土日だった。


でも、やはり師走は、日本人である自分の体に染みついているのだろう。

鵠沼海岸の商店街で、こんな独創的な松飾を見つけた。


あまり素敵なので、店主に断りを入れて写真を撮らせてもらった。

店主曰く、「私もうれしいですよ。私も写真やってるんです。撮ってくださってありがとうございます」


いやあ、いいなぁ。なんか久々のコミュニケーションのような気がする。

この店主がまた男前で、芸術家のような人なんだ。この右の人。

少しうれしい気分である。

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# by libra-mikio | 2016-12-25 20:15 | 季節
2016年 12月 21日

放哉 Dec. 21, 2016

舟 か ら 唄 っ て あ が っ て く る    放哉
放哉 Dec. 21, 2016_e0126386_22524738.jpg
江の島の入り口ともいえる桟橋の途中から岩屋まで、弁天丸という観光船が走っている。
片道は確か400円ほどであり、観光地としてはリーズナブルな価格である。

弁天丸は、第〇〇弁天丸、としていくつかの船が同時に海上にいる。
その船頭はみな地元の漁師である。
お幾つくらいか。
海の男は赤銅色になり、かつ深いしわが刻まれるので、なんとも言えないがおそらく70歳前後であろう。

夕陽を浴びて、第〇〇弁天丸が桟橋のスタート地点に帰って来る。
もう客は数えるほどしかいない。
今日は冬にしてはうららかな日であり、波もない。

桟橋で舫うために待機している70歳に、舵棒を股に挟んで操船してきた70歳が声を掛ける。
・・・・・
今日もいい一日だったな。
そうだな。
一杯飲るか。
そうだな。
・・・・・
海の上と陸で、阿吽の会話が、心の中で交わされる。

そして船頭は、ごく自然に鼻歌を歌う。
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# by libra-mikio | 2016-12-21 23:11 | 放哉
2016年 12月 18日

終わっちゃったぁ

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真田丸、終わっちゃったぁ。
淋しいな。

感情移入、結構したなぁ。

三谷幸喜って、あんまり好きじゃないんだけど、・・・よかったなぁ。

真田源二郎信繁。池波正太郎先生の本には源次郎ではなく、源二郎と書いてある。

想えば、大河に取り上げられるなんて全く知らない去年の夏、池波先生の真田太平記を読み始めた。

別所の湯にも浸かったし、刀屋の蕎麦、食いましたよ、先生・・・。
(盛りが良すぎて、少しもてあましました)

# by libra-mikio | 2016-12-18 21:52 | Mic記
2016年 12月 17日

ひとよ茸とジェリー・フィッシュ

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エミール・ガレの「ひとよ茸のランプ」を知っている人なら、この「えのすい」のクラゲが、如何に似ているか、即座に判るであろう。
僕は「ひとよ茸のランプ」が大好きだ。
でも僕はクラゲは好きじゃない。
今まで何度もクラゲに刺され、その醜悪な触手による禍根を文字通り「痛いほど」知っている。

エミール・ガレはフランス、ロレーヌ地方ナンシー、つまり内陸の生まれだから、子供の頃は海など見たことは無かったろう。
だからクラゲなどというイキモノについては、おそらく図鑑の知識程度であったろう。
そして彼はクラゲに憧れたか。

そして彼は、クラゲと茸の相似について、早くから感付いていたのかもしれない。

「ひとよ茸のランプ」は、本当は「ジェリー・フィッシュのランプ」でも良かったのかもしれない。
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でも、クラゲって、ヤッパ好きじゃない

# by libra-mikio | 2016-12-17 22:55 | Mic記