大連休の初日だというのに、今日の鎌倉は吐息が白くなるほど冷え込んだ。
おまけに午後には雨も本降りとなり、円覚寺を訪れる観光客は数えるほどしかいなかった。
居士林の前で入門を待っていると、小さなお嬢ちゃんと若いお母さんが現れた。
いつもの習いで、坐禅をするにもついカメラを持って家を出たが、こういう光景に出会うとは思ってはいなかった。
僕の今日の坐禅は、平均点以下だった。
結跏趺坐が痛い。数息観がうまくいかない。そもそも背筋が伸ばせない。
足の痛みはともかく、数息観・背筋の方はうすうす原因が判っている。
なんと、腹が出てきて腹筋背筋が減衰し、背筋が伸びない⇒腰を入れられない⇒腹式呼吸ができない、
の三題噺なのである。
すぐにでも矯正に入らねばなるまい。
坐禅が終わって表に出ると雨はほとんど上がっていたので、帰る前に寺域を散策した。
あちこちにある石仏も氷雨に濡れたが、それでも新しい緑に囲まれて、なにか充足感のような、言葉にはできない安堵感をまとっている。
なるほど、仏様である。
・・・これまで平成最後の、という言葉を使う機会がなかったのだが、図らずも今日の円覚寺居士林での土曜坐禅会が、それにあたった。
しかし、書いては見たものの、あまり意味はない。