Mickey's world

libramikio.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2016年 10月 10日

仏教について

仏教について_e0126386_20323859.jpg
ここ数年、仏教に関心がある。
お坊さんではないので、まだまだ駆け出し以下のたわごと程度、いや、それすら理解してはいない。
しかし、今、明らかに言えることは、本来の仏教は宗教ではない、ということだ。
その意味では、仏教という言葉が不適切なのだと考えている。
代替案としては、仏法、か。

仏法の基本は輪廻を断ち切り、解脱し、涅槃に入ることを目的とする。
大変なことである。
そして、その考え方の真髄は、広く人口に膾炙している般若心経である。

何年も模索しながら、今、ようやく出会えた本は、ダライ・ラマ14世が語る般若心経である。

般若心経が言うところは一つ。
一切は空である。
空を体得できた時、悟りが訪れ、解脱が出来、輪廻のくびきから解放され、涅槃に至る。
それはそれは何という素晴らしいことか!

般若波羅密多。サンスクリット語の漢語への音訳である。漢字に意味は(特に)ない。
涅槃それ自体がニルヴァナというサンスクリットの音訳である。
般若=プラジニヤ⇒智慧、叡智、知識、知性。
波羅密多=パラミッタ⇒超越する、(悟りという)対岸へ行く。
即ち、般若波羅密多とは、悟りを開いて解脱するための(完全なる)叡智(の実践)である。

----------------------

しばらくぶりに訪れた東慶寺の本堂に、「波羅密」の扁額が掛かっているのを発見し、感動を覚えた。
路傍には、秋の草の実が、人間世界とは無関係な摂理により、色付き始めていた。
仏教について_e0126386_21113217.jpg


by libra-mikio | 2016-10-10 21:16 | Mic記


<< 秋に似合う色      秋薔薇 >>