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2016年 09月 18日

ハイコンテクスト、ローコンテクスト

ハイコンテクスト、ローコンテクスト_e0126386_1953935.jpg
ハイコンテクスト文化
・直接的に表現することは無粋であり、間接的な表現や逆に凝った描写を好む
・曖昧な表現でも通じ合える
・多くを話さない。「俺の目を見ろ、何にも言うな」
ローコンテクスト文化
・直接的で説明を尽くすロジカルな表現を好む
・言語に対し高い価値と積極的な姿勢を求める。要するに「勘」がない
・寡黙であることを評価しない。「君の目を見ても、何を考えているのか判らない」

或る調査によれば、日本はハイ・コン度合いがあらゆる民族の中でトップであり、ロー・コンのトップはドイツ系アメリカ人であったという。

これは宗教観にも当て嵌まるのではないか。
我々は言わずもがなの多神教であり、八百万の神の存在を極当たり前に感得する。
欧米では一神教が自然に受け入れられ、しかもその神とは契約によって結ばれる。

・・・であった。過去形。

そう、近年、このようには単純化されなくなった。
ZENに憧れる欧米人が増え、ちゃんと教えないと何も身に着かない日本の若者が増えた。
禅、能などは究極のハイ・コンであろう。
一方キャリアパスを示さないと路頭に迷う日本の若者ってロー・コン過ぎないか。(あくまで私見)

そんなことを考えると、彼岸花一つ撮るにしても、注意が必要である。
上は、ハイコンテクストな撮り方。
下は、ローコンテクストな撮り方。
ハイコンテクスト、ローコンテクスト_e0126386_194453.jpg
ハイ・コンの方がいいに決まっている、と僕は思う。
X-T1

by libra-mikio | 2016-09-18 19:49 | Mic記


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