「箱根ガラスの森美術館は緑豊かな箱根仙石原にある日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館」 である。 HPにそう書いてある。
ここは一見の価値がある。 といっても入場料を払って中に入ったのは1回だけ。 いつもはエントランスの前にあるこのガラスの樹をちょろちょろっと撮って (つまり入場料を払わずに) 済ませてしまう。
しかし、 このガラスたちは不心得なカメラマンには無愛想なもので、 肉眼で見たり、 ムービーならキラキラ感が出るのだが、 写真に撮ると全くキラキラせず、 単なるケイ酸塩化合物となり果て、 取り付く島がない。
この日、 まだ開館前のガラスの森に行き、 胡散臭そうにこちらを見る駐車場誘導係のオジサンや、 庭を掃いている女性スタッフに、 満面の笑みを湛えつつ、 いやぁ綺麗ですねぇ、 写真撮りたくなっちゃったぁ、 などと愛嬌をふりまいて、 光の加減を見ながら何枚かレリーズした。
この時は雨あがりの曇天早朝で、 ヒカリ的には多少残念だったのだが、 何とかイメージを定着させることが出来た。
Canon EOS 7D + EF100mm f/2.8L Macro IS USM