沢田教一はウォー・コレスポンデンツでありウォー・フォトグラファーだ。
「泥まみれの死」や、 ユエ王城攻防戦などの一連の写真は報道写真としてこれ以上のものはないと思えるし、「弾がサワダを避けて通る」と言われるくらい戦場で身を晒してコンバットを撮り続けた男だ。
しかし、 彼は優しさを併せ持つ。
ヴェトナムの子供たちに注がれるレンズ越しの彼の視線は、 武骨ではあるが優しい写真となって、 止まった時間の中に定着している。
*常設展示物は写真撮影OK。 ただしストロボはNG。 ちゃんと館員さんに確認しました。 横浜美術館にて。