一日、小諸に遊んだ。
このところ何故か、 昔求めた岩波文庫の「千曲川のスケッチ」を折に触れ開いていた。
すると以前には感じなかったのに小諸という町が無性に可愛く感じられ、 行こうと決めた。
懐古園のサクラはほぼ終わりに近づいていた。
観光用の人力車の車夫が、 真剣に咲き残ったサクラを撮っていた。
聞けば、 シーズン中は花を撮る余裕など無く、 いつかは自分のカメラで撮りたいと思っていたそうだ。
ボクの「千曲川のスケッチ」に加えるべき寓話であると思った。
EOS40D + EF-S17-55mm f/2.8 IS USM, TAMRON A005 + BLACK MIST NO.1