Mickey's world

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2017年 07月 25日

読了

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今年になって、重い腰を上げて、これまで中途で放棄していた鈴木大拙の「日本的霊性」を読み終わった。
勢いを得て、やはりとん挫していた森清著「大拙と幾多郎」も今日、読了した。
3年越し、いや、5年越しかもしれない。
合間に「無心ということ」「禅」を読んでいたが、ようやく、大拙・鈴木貞太郎の爪の垢の一塵ほどに目を向けることが出来たレベルか。

それにしても明治の日本人力には瞠目すべきものがある。
司馬遼太郎が明治の日本人を賞賛する気分が良く判った。
明治人は胸を張って西欧に出て行った。そして東洋の精神を西欧にちゃんと伝えていた。

東慶寺に隣接する松ヶ丘文庫のHPにあたると、老いた大拙が1952年と53年にコロンビア大学で行った講義録「鈴木大拙 コロンビア大学セミナー講義(1952年秋冬学期・1953年春学期)」が昨年刊行された、とあった。
講義は無論英語で行われているが和訳本のようだ。
是非読んでみたい。


by libra-mikio | 2017-07-25 22:42 | Mic記 | Comments(0)
2017年 07月 24日

キスゲと一緒に太陽を待つ

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白樺湖の定宿を、朝の5時半に出る。
勝手知ったるフロントは、キーを置いておけばいいから、ということになっている。
ニッコウキスゲを見に、車山の肩を目指す。
雨ではないが晴れでもない微妙な空気感。
ビーナスラインから振り返れば、蓼科山がシルキーな高層雲越しの朝日に影絵になっている。




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霧ヶ峰はまだ乳色の曖昧なエーテルで満たされている。
去年とほぼ同じ日の同じ時刻に霧ヶ峰にいるが、今年のニッコウキスゲは去年より張りがあるようだ。
でもこの光ではくすんでいて、なんだかのっぺりしている。
雨でも構わないとは思っていたが、晴れるのであれば早く晴れてほしい。




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さあ、もうすぐだよ。もうすぐ、お日様が顔を出すよ。
さっきよりも明るくなって来たぞ。
まだかな、まだかな。
太陽を待っているのは花たちも一緒のようだ。




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そら出た!
一旦太陽が出てしまえばこんなにも透明な色に変わる。
ここでも名残のレンゲツツジが少し咲いていた。
ツツジとキスゲのツーショットを狙ってあれこれアングルを変えてみたが、これが精一杯。
自然界の贈り物のワンカット。



by libra-mikio | 2017-07-24 20:49 | 高原 | Comments(0)
2017年 07月 23日

逢いたかった風景

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駐車場にクルマを停め、いよいよワンダリングが始まる。
年齢と日頃の不摂生が息を弾ませる。弾んでいるうちはいいが、そのうち弾みもしなくなる。
でも気温はおそらく25度を下回り、湿度も低く、汗が見事に飛んでいく。

何気なく眺望が効く場所に出た。瞬間、これぞ信州! と思った。
何という山が見えているのか、が問題ではない。
この時の僕にとって、あるべきものが、あるべき場所にあり、すべての配置が黄金律に則っていた。




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池の平湿原は別名、アヤメ平とも呼ばれているそうだ。
木道を逸脱してはいけない。自然に対する奥ゆかしさを保つためにちゃんと望遠レンズを持って来ている。
6時に湘南を出発してここに着いたのは午後1時。
中途半端な時間帯であるがゆえに、却って僕の周りに登山者はほとんどおらず、木道に一人座り込み、望遠で切り撮る。
アヤメたちは確かに笑っていた。




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詩人、尾崎喜八は美ヶ原を訪れ、その天空の広がりの様子を、
「登りついて不意にひらけた眼前の風景に / しばし世界の天井が抜けたかと思う。
 やがて一歩を踏み込んで岩にまたがりながら、 / この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ。
 無制限な、おおどかな、荒っぽくて、新鮮な、 / この風景の情緒はただ身にしみるように本原的で、
 尋常の尺度にはまるで桁が外れている。(尾崎喜八 美ヶ原熔岩台地)」
と記した。
その気分は池の平湿原にも当て嵌まる。
写真に見える木道は、一周しても30-40分なのでスケール的には小さいが、気分はもう、同じだ。名残のレンゲツツジも僕を待っていてくれた。


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by libra-mikio | 2017-07-23 21:25 | 高原 | Comments(0)
2017年 07月 18日

駒草

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池の平湿原の上に咲く駒草に逢うことと、霧ヶ峰のニッコウキスゲに逢うこと、そして踊場湿原を歩いて郭公を聞くことが海の日連休の定番となった。

駒草ってこんなにも可憐なのに、信じられないようなガレ場でしか咲かない。
何でだろう?
って、僕が考えたって解決しないからやめよう。

駒草って、背丈が小さいんだよ。
せいぜい大きくたって、15センチにも満たない。




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そして赤ん坊のように、花の大きさとそれを支える茎、首の細さがすごくアンバランスなんだ。
だから一層、健気さが伝わるのかな。
あ、もちろんその名前は花の形が馬の顔に似ているからだということは判るよね。




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去年のほぼ同じ時期にここに来たときは、なんとなく花期の終わりでほとんどの花がやつれていた。
でも今年は、なんとか間に合ったみたい。
嬉しかったなぁ。


by libra-mikio | 2017-07-18 21:32 | 高原 | Comments(0)
2017年 07月 17日

絵はがきの富士

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毎年、海の日の連休に高原に行くようになった。
梅雨のさなかだから、雨が降ることは織り込み済みだ。
しかし今年は一体どうしたことだろう。
確かに水蒸気は多いが、朝早くから快晴だ。

三国峠から山中湖に降りる途中にパノラマ台という、山中湖と富士を見渡せる展望台がある。
その駐車場はすぐに満車になり、三脚の列が立ち並ぶ。
僕のようにモノノワカッタ人は(エヘン)、その少し上にある無名の空き地を選ぶ。




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まるで絵はがきだ。風景写真としては実によろしくない。
でもね、この光景を前にして、ストレートにシャッターボタンを押したい!という誘惑は強烈である。
そして僕はサタンに打ち勝つイエスほど強くない。

夏富士にはわずかに雪渓が残るのみ。
植物の緑が夏のエネルギーを得て、少しづつガレ場の茶色を上方に追い詰めていく。
平和な光景である。


by libra-mikio | 2017-07-17 15:03 | 高原 | Comments(0)
2017年 07月 13日

For sale

For sale、いや、”Love for sale” ではありません。
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では何を?
フネを。
どんなフネなの?
こんなフネです。
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じゃ、いくらさ?
だいたい3,000万円くらい。
安いの?高いの?
・・・見当がつきません。
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でも、バーゲンチックだから、きっとお手頃なのでしょう。
「ふ~ん」って思う人が、きっといるのでせう。
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こういうお家に住んでいる人なのでせう。
「ふ~ん」と思う方々は。



by libra-mikio | 2017-07-13 19:17 | | Comments(0)
2017年 07月 11日

里の愛らしい光景

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中央アルプスの麓の山村を走っていて、わざと小さな道に紛れ込んでみた。
細く折れ曲がる農道を、少しヒヤヒヤしながらゆっくり走っていると、こんなに可愛い庭(?)に出逢った。
家を一歩出たら草花が一面に咲いている・・・ものすごく贅沢なことだと思った。




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道端の、紫陽花越しに奥に拡がる田んぼと額紫陽花の対比に惹かれた。
濃い青と、稲のみずみずしい緑が、朴訥だけれど里の温かみを感じさせた。
この季節ならではの、ぽってりとした空気感も写すことが出来たつもりだ。




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少し坂を登ったところにある家の庭に、数本の向日葵が咲いていた。
何故となく、向日葵と、壁の白と、屋根の赤茶がとても可愛らしく感じられた。
こういう家に住んでみたいと、羨ましさを素直に感じた。


by libra-mikio | 2017-07-11 23:32 | | Comments(0)
2017年 07月 10日

ようやく合歓たちが元気になってきた

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ようやく合歓たちが元気になってきた。

中くらいの谷の、西の尾根の中ほどに、この合歓はいる。
梅雨の中休みの、まだあまり高くない今日の朝日が横から射している。
シャッターを切る瞬間、風がさりげなく通り過ぎた。
花も葉も、ちょっと大げさに驚いている。




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陽が高くなると、一様な光線でのっぺりとした印象になってしまう。
それでも半逆光の合歓を探し、なんとか絵になるよう願って撮る。
晴天の真昼の合歓は難しい。
急に夕立でも来ればいいのに、などと思う。




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しかし、合歓はどうしてこのような花を咲かせることになったのだろう。
繊細すぎる。
クローズアップ双眼鏡で覗くと、それはそれは美しく、本当に見惚れてしまう。



by libra-mikio | 2017-07-10 22:28 | | Comments(0)
2017年 07月 03日

振り仰ぐ

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湖岸の周回道路には、先ほどまでの雨が上がった後の、強烈な湿度が満ちていた。
強い日差しが否応なく、せっかく落ちた雨滴をまた空に返し始めている。

ふと見上げると形のいいクルミの実があちこちに下がっていた。
僕にはもう、これがオニグルミなのかサワグルミなのか区別がつかない。

口惜しさから言うのではなく、今の僕には、クルミ、でいい。




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何故、ヤマユリを振り仰ぐのか。
実は切り立った法面の上の方から道路に向かい咲いていたのだ。

野草である。
でも、こんなにゴージャスな野草がほかにあるだろうか。

神奈川県の県花になっている。
ただしこの花の名前ををひらがなで書くと、悲しく忌まわしい出来事が思い起こされてしまう。




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毎年、合歓を探しに行く。
小諸の、とある場所の合歓は大変に美しかった。
実はうちの近所にも美しい合歓があったのだが、最近は不思議ときれいにはならないのだ。

でもね、日曜日にある湖のほとりで期待の出来そうな合歓を見つけた。
まだ少し早かった。
来週は、もっと妖艶な姿を見せていることだろう。


by libra-mikio | 2017-07-03 21:48 | | Comments(0)