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2015年 07月 27日

富士も泣いてる

岩手県の中学2年生の生徒が自死を選ばざるを得なかった件。

僕は多少なりとも新聞リテラシーを身につけていると思うので、 報道にあるように女性の担任が本当にあんなに無能であったとは思ってはいない。
記事の紙背を睨めば、 おそらく記事の文言よりはまっとうな対応をしていたのではないかと思うし、 少なくともそう信じたい。

しかし今朝の朝刊によれば、 矢巾町の学校側がまとめたとされる調査報告書において、 いじめかどうかの検討対象となった13件の行為につき、 相手生徒が行為を認め、 亡くなった生徒が嫌がっていたことも確認できたのは6件であり、 これを 「いじめ」 と認定したという。
残りはそうではないという。
記事中の表には問題行為が13件列挙され、 いじめ認定 として6件にマル、 残りの7件にバツが付いている。
実際の報告書を目にした訳ではないが、 おそらくこの記事はリテラシーを動員することもなく、 実際の学校側の発表を表にしたものであろう。 だから新聞に作為は無い。

いじめ認定がなされなかった項目の一例 : 体育の授業中にズボンを下げようとした行為について、 あの子が 「苦痛を感じたか分からない」 ・・・

となると・・・、 あいた口が塞がらない。
学校は文科省が示す 「いじめの定義」 を元に検討したとのことだが、 学校よ、 おまえらバカか。

おまえらがみんなで内側を向いて、 もそもそと世間体を糊塗しようとした結果は、 
「私たちは肥溜のクソを調べました。 その結果、 6件のクソは明らかに汚いクソでしたが、 残りの7件のクソはそれほど汚くないクソでした。」
と言っているのと変わらない。

クソはクソなんだよ。 クソに良いクソも悪いクソもないんだよ。 クソを分類してどうすんだよ。
あの子は死んだんだよ!

したり顔でクソの分類してる場合じゃなく、 学校は失敗を認めろよ。 あの子に、 あの子の親に、 世間に対し謝れよ!

・・・久々にヒートアップしてしまった。 だって、 ここは日本だろ? 美しかるべき立派な日本だろ?

富士も泣いてらぁ
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by libra-mikio | 2015-07-27 23:04 | 陰翳 | Comments(2)
2015年 07月 26日

夏だ、夏、夏!

何年ぶりだろう、 海の日から真夏になった!
昼は強い陽射しに強い海風がまとい、 夜になれば波の上にさそり座が大きなSの字を描く。
そんな典型的な夏が、 ワッと声を上げでもするようにやって来た。
うれしいなぁ! 暑いけどそんなことは当然だから構わない。
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海の夏に古いも新しいもない。 
もしここに達郎の LOVELAND, ISLAND が流れてくれば、 30年の月日を飛び越えて、 彼女は踊りだすかも知れない。
そんな素敵な海の夏がやって来たんだ。
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X-T1 + ZUIKO LENS

by libra-mikio | 2015-07-26 21:38 | | Comments(0)
2015年 07月 25日

光の滝

緩い斜面を幅の広い滝が流れ落ちる時に岩で水が遮られてバウンドするように、 光が山の出っ張りに遮られ、 そこで飛沫を上げていた。

光が水の粒のようだ。 光の滝だ。

午前5時40分の白樺湖に光の滝が流れ落ちる光景を、 僕は独り占めしていた。
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by libra-mikio | 2015-07-25 12:51 | 高原 | Comments(0)
2015年 07月 22日

霧ケ峰

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ニッコウキスゲが見たくなった。
台風11号がまっすぐに日本を目指している時、 霧ケ峰の宿に予約を入れた。 結果 all right.
朝5時半の霧ケ峰はすっぽりと霧の中。
霧の上空はとっくに夏の朝陽が飛び交っているのだが、 霧に覆われたこの場所では、 
光はためらいがちに夜を押しのけているようで、 そこかしこがうす青かった。




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形の整った蕾を見つけた。 きれいに撮ってあげようと想った。




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7時近くになって、 霧がまばらにはれたり、 また立ち込めたりを繰り返すようになった。
はれかかった刹那、 遠くの丘の木立が見えた。
前日から霧ケ峰に入っているのだが今度の旅は、 今、 この瞬間から始まったのだという、 自分に対する暗黙の了解が行われたようだった。

by libra-mikio | 2015-07-22 20:26 | 高原 | Comments(0)
2015年 07月 15日

うねり・リテラシー

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日本のはるか南海上にある大きな台風から、 うねりが押し寄せてくる。

うねりはあまりよく見えない。 
この大きな波のすぐ向こうを通るボートを見るがいい。 
すぐ傍でこんなにも大きな波頭が立っているにも拘わらず、 一向に頓着なくフネを走らせている。
彼にはこのうねりが見えていない。
見えたら恐怖を感じ、 すぐさま針路を変えて遠ざかる筈である。



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しかし、 ここには防波堤がある。 
防波堤によって眼に見えなかったうねりが顕在化し、 改めてその力ずくの粗暴さを知らしめる。
でも考えてみれば、 南太平洋で台風が発生したことはみんなが知っている。 知っていた筈だ。

何が言いたいのか。
心ある人は既に理解しているかも知れないが、 政府が力ずくで法案成立を成し遂げようとしている。
しかも正々堂々と改憲を進めるのではなく、 解釈の拡大というなんでもありなやり方で、 である。

それを推し進めるのは、 選挙によって選出された議員たちである。
つまり選良であり、 選んだのは国民である。 多くの国民が選んだからこそ今日の事態に至ったのである。
後の祭りではないか。
今、 国民の過半数が反対するのであれば、 何故 「そういった選良」 を選んだのか。

誤解されては困るのだが、 僕はそうならないように祈りながら、 オポジット・パーティーに札を入れた。



うねりを見る目がない。 うねり・リテラシーがない。 今更騒いだところで後の祭りではないか。
そう思ってしまうのである。
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by libra-mikio | 2015-07-15 23:25 | | Comments(0)
2015年 07月 13日

想い出の渚

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・・・この光景を見て、僕はワイルドワンズを口ずさんだ。
暮れなずむ湘南の海。 純白のスピッツと波打際を散歩する少女・・・

集合知によれば 「想い出の渚」 は、 1966年のリリースだそうだ。 僕がまだ9歳の時である。
しかし子供心にも素敵なメロディーであったし、 なによりも海の歌だからごくごく自然に身体に入った。

君を見つけた この渚に
一人たたずみ 想い出す
小麦色した 可愛い頬 ・・・

あの頃の音楽はシンプルだけど、 なればこそ深く心に入り込み、 色の褪せようがない。
そして何より、 海のうたが多かった。

と書きつつ、 実はこの女性はウチのマンションのNさんの奥さんである。 Nさん、 勝手に撮ってスミマセン!
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by libra-mikio | 2015-07-13 22:59 | | Comments(0)
2015年 07月 12日

mortal という残酷

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久々に晴れたと思ったら暑くてたまらないが、 それでも海に行ってみようと思った。 行ってみようと言ったって3分で浜に出てしまうのだが、 実はこの頃、 海に行っていないのであった。

海を見て思ったことは、 この光景は僕が生まれて初めて見た海とおそらくは何も変わっていないのだろうな・・・、 ということ。

我が湘南、 相模湾は葉山御用邸が在ることにより (と謂われている) コンビナートも出来ず、 現在も砂浜が広がっている。 おかげで、 この風景は変わらないのである。

変わらないことが、 実はヒトにとって残酷なことを突き付けるのだ。

ヒトの時間軸は自然の時間軸と違う。

自然はヒトが悪さをしなければ100年でも500年でも変わらない。 しかし人間は mortal だ。 100年に満たず。

不変の海を見つつ、 ヒトに対する時間の残酷を思う。
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by libra-mikio | 2015-07-12 22:00 | | Comments(0)
2015年 07月 10日

泣いてしまう

歳を取ったのか、 2-3日に一回は泣いている。 たいていは新聞の記事だ。

この場合の 「泣く」 は、 I cried inspite of myself. の意で、 本当に涙がこぼれてしまうのである。

今日の毎日夕刊。
 
漫画サザエさんの夫であるマスオさんの声を46年間も演じている声優・増岡弘さんは、 アンパンマンのジャムおじさんの声優歴も30年近くになる。 
その増岡さんへのインタビュー記事の引用である。
それを念頭に置いて以下の一文を読まれたい。

(東日本大震災で) 「津波が襲った福島の町で、 お母さんとつないでいた手を離してしまった子供が波にのまれるとき 『アンパンマン、 助けて』 と叫んだそうです。 
この話を収録中のスタジオで聞いて。 
スタッフみんなで、 声をあげて泣きました」

泣くなという方が無理だろう。

僕に出来ることは、 蓮華の花を添えることくらいしかない。
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by libra-mikio | 2015-07-10 22:07 | | Comments(0)
2015年 07月 09日

vitamin R

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緑が必須アミノ酸ならば、 雨はビタミンか。

vitamin R ain.

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by libra-mikio | 2015-07-09 21:16 | | Comments(0)
2015年 07月 07日

異形の美

花を形容する時、 僕らはどんな言葉を想い出すだろう。

清楚、 可憐、 優美、 華麗、 儚げ・・・

幾つも出てくるが、 男らしさを表わすトーンは無い。

凛々しい、 という形容も出来ようが、 それはあくまで女性性の中でのなよやかさの対極である。

ところがこの百合はどうだ。 力強くは無いか。

これはもう、 女性性の美ではなく、 男性性の美ではないか。

異形の美である。
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by libra-mikio | 2015-07-07 22:45 | | Comments(0)