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2014年 03月 31日

夕映えに立ちて

詩人 尾崎喜八の、 創文社版 尾崎喜八詩文集 の第7巻の名は 「夕映えに立ちて」 という。 串田孫一から連なる僕の大人へのTEXTとして、 尾崎喜八は大きなPOSITIONを占めている。

残念ながら或る時、 加藤周一が尾崎喜八を指し、 戦時の御用詩人 といったような否定をしているのを読み少し悲しくなったが、 僕がTEXTとした本たちにはそのような片鱗が一切窺われず、 知らなくて済むのなら知るまい、 と思ったりしたものだ。
(僕は同時に加藤周一の 「羊の歌」 にも大きく感性を・・・理性ではなく・・・揺さぶられたものだ)

そう、 夕映えに立ちて。 舞台は疎開先であった信州・富士見高原の日々なのだが、 その感性は僕の中で普遍化し、 湘南の海でも通用するように、 いつの間にか形を変えた。

僕は今 「海の夕映え」 を前に、 「立って」 いる。
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EOS7D + EF24-105mm f/4L IS USM

by libra-mikio | 2014-03-31 21:55 | | Comments(0)
2014年 03月 30日

花弁の隙間にまだ夜がいる

予報通り今朝は雨が続いていた。

雨上がりの朝が晴れればファンファーレが鳴り響くような快活が支配するが、 夜来の雨がか細く降り続く今朝は、 とうに日の出の時刻は過ぎたのに、 叢は薄暗かった。

雨滴を纏った水仙の、 花弁と花弁の隙間には、 まだ夜がいるのだなと思った。
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Canon EOS 7D + EF100mm f/2.8L Macro IS USM

by libra-mikio | 2014-03-30 17:22 | | Comments(0)
2014年 03月 29日

魚族(いろくず)

三島の 「英霊の聲」 には、 「魚族 (いろくず)」 という言葉が一回だけ出てくる。 文脈を紹介すると長くなるから端折るが、 僕はこの語感に得も言われぬ納得感を持った。

「いろくず」 という音は、 うお、 が、 いお、 になり且つ、 ぞく、 が転訛・反転したという。

なにはともあれ、 いろくず という語感は、 冷ややかで薄暗い海中を、 無自覚に無教養に、 生きている意味を己に一切問うことなく、 しかし生きている、 という蔑視の気分が濃厚にある。

さかなクンには悪いが、 魚ってそんなもんだろうと思う。

伊豆は上多賀の漁港で一服していたら、 いろくず の一匹が死んで、 浮沈子のように海中を彷徨っていた。
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EOS7D + EF24-105mm f/4L IS USM 

by libra-mikio | 2014-03-29 19:05 | | Comments(0)
2014年 03月 28日

ネコヤナギちゃん

天気のいい日には最寄りの駅まで歩いていく。 2.5kmだから程良い運動にもなる。

当地は文京地区なので、 大学、 高校、 中学校、 小学校二つ、 そして養護学校まであり、 それらを縫って出勤する。

その養護学校のフェンス沿いにこのネコヤナギがあり、 今頃は出勤時間にちょうど朝日が当たる。

休みの日に、 朝日を背に受けるネコヤナギちゃんを撮りに出掛けた。

マクロレンズにマルミのDiffussionフィルターを付けたら、 バックの花の大ボケが面白く写った。
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Canon EOS 7D + EF100mm f/2.8L Macro IS USM

 

by libra-mikio | 2014-03-28 21:24 | | Comments(0)
2014年 03月 27日

枯れて、 なお

枯れて、 なお、 輝く。
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Canon EOS 7D + EF100mm f/2.8L Macro IS USM

by libra-mikio | 2014-03-27 23:53 | | Comments(0)
2014年 03月 26日

さくら日和

さくら日和という言葉が脳裏に浮かび、 念のために (そんな成句ないよなと思いつつ) ググってみたら、 ありました、 同名の個人ブログが。

あのう、 さくら日和さま、 あなたを騙る訳ではございません、 思い付いちゃったから使わせていただきます。

で、 さくら日和。 

本当にそう呼びたくなる日があるのですよ。 風は寒くも暑くもなく、 乾いても湿ってもおらず、 ピーカンでもなく高曇りでもない・・・ありえない程に優しい日!

そのような日に、 心行くまでさくらを撮ることができたのは・・・常日頃の僕の行いが善いからなのでしょう・・・
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EOS7D + EF24-105mm f/4L IS USM

by libra-mikio | 2014-03-26 21:01 | | Comments(0)
2014年 03月 25日

なかよし

いよいよ桜の出番だ! 花粉も急に来たけど(笑)

なんだかんだ言っても、 桜が咲かなきゃ始まらないっていう雰囲気、 確かにあるよね。

丹念に枝を観察すると、 この二輪がピュッと背伸びして太陽に向かっているのを発見した。

星好きなら即座にカストルとポルックスを連想する。

この二輪はきっとなかよしなんだよ。
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EOS7D + EF24-105mm f/4L IS USM

by libra-mikio | 2014-03-25 20:58 | | Comments(0)
2014年 03月 24日

春の海

春の海・・・宮城道雄、 ミッチーズワールドである。

現在ではお正月によく流され、 確かに明るい調子は新春を寿ぐに打って付けのように思えるが、 今頃の陽春のほうが本来マッチするのではないか。

明るい水面に輝く陽光は見る人の心に正のスウィッチを入れてくれる。
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Canon EOS 7D + EF100mm f/2.8L Macro IS USM

by libra-mikio | 2014-03-24 22:29 | | Comments(0)
2014年 03月 23日

ターコさんの深紫

スミレを真面目に(?)写すと波平さんのようなハナゲが出ちゃって、 だらしのないオジサンになる。
しからばこのカットはどうだ。 オジサンが一転して凛々しくなった。

スミレがすみれに変身し、 宝塚のトップみたいじゃないか! しかもターコさんを連想する。

僕が知っている舞台は、 なーちゃん(合掌)、 ウタコさん、 ネッシー、 かりんちょの第2次ベルばら時代からなので残念ながらターコさんの宝塚は見ていない。
でも宝塚卒業後のターコさんの舞台は見たことがあるし、 オーラというものがあるのなら彼女の後光を指すのだと思ったほどであった。

その時の印象だが、 ターコさんを色でたとえるなら深紫だと思った。 追っ掛けの皆さま、 間違っていたらゴメンナサイ。
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Canon EOS 7D + EF100mm f/2.8L Macro IS USM 

by libra-mikio | 2014-03-23 19:52 | | Comments(0)
2014年 03月 22日

ツンとする

沈丁花の香りは誰しも好きだろう。 甘い中にツンとする鋭角がある。

大阪は和泉の1DKに一人住まいをしていた時、 どうしようもなく侘しくて、 とうとう花盗人をしたことがある。

おぼろ月夜の晩、 公団住宅の植え込みに咲く沈丁花を2-3輪失敬し、 ヨーグルトの壜に活けた。

ベッド脇の低いガラステーブルに置いて、 灯りを消し、 キャンドルを点け、 酒を飲んだ。

却って侘しさが増した。 今でも沈丁花が香ると鼻の奥がツンとする。
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Canon EOS 7D + EF100mm f/2.8L Macro IS USM

by libra-mikio | 2014-03-22 21:29 | | Comments(0)