Mickey's world

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カテゴリ:駅( 18 )


2015年 08月 21日

車窓

飽かず、車窓から風景に見入る旅人がいる。

たとえ弁当を開いていても、その箸はほとんど動かない。
旅人にとり、風景が何よりの馳走なのだ。

晴れていることもあれば、雨の時もある。
旅人にとり、天気はあまり重要ではない。

初めての町を通過し、現実には決して起こり得ないことだが、その町で生きていたら・・・という幻影を抱く。

人は、少なくとも過去に於いて自分の人生の他を生きることはできないが、未来は意志によって変えられる・・・
そんな束の間のファンタジーを、旅の車窓は感得せしむる。

そしてそれは電車やバスのように、自ら運転するクルマのようには自由が利かぬ乗り物に乗る時に、増幅する。

アイロニックである。
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by libra-mikio | 2015-08-21 22:37 | | Comments(0)
2015年 04月 13日

今年の谷峨です

父さん、 今年の谷峨です。 さくらの谷峨です。

父さんがなぜこの小さな駅が好きだったのかはわかりません。

どんな想い出があったのでしょうか。 それは母さんとでしょうか。 それとも・・・

でも、 おそらく母さんとだったのでしょうね。 決めつけるのは良くありませんが。

今年も父さんがくれたOLYMPUSのレンズで撮りました。 ボディは今様のデジタルですけど。

この日はおあつらえ向きにほのぼのとした雨。 雨と谷峨とさくら。 よかったですよ。
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X-T1 + ZUIKO 

by libra-mikio | 2015-04-13 22:40 | | Comments(0)
2015年 01月 13日

百閒先生

恥かしながら、 内田百閒を初めて読んだ。 阿房列車である。
大体が、 百閒先生、 ひゃっけん とはなかなか読めぬし、 あぼう・・・ではなく、 AHOU列車である。

なんとまぁ、 オモシロイことか!

百閒先生は今でいうところの 「乗り鉄」 のようだが、 先生は無目的を第一義とし、 とにかく行って帰ってくることの繰り返しである。 
行った先で何かをしよう・・・などというのは愚の骨頂、 美意識に反し、 目的があるくらいなら家を出ない・・・というアンチ目的派なのである。

まぁ、 その徹底ぶりも可笑しいが、 なによりアッケラカンとしたユーモアが全編に漂っている。

途中、 はたと気づいた。 この書き方、 どくとるマンボウ北杜夫と同じじゃないか。 いや、 マンボウ先生が知らず知らずに百閒先生を手本にしていたのであろう。

僕は欣ちゃんや遠藤周作のように無理やり人を笑わせる手合いは好きでは無く、 笑おうが笑うまいがそれはアナタの勝手だが、 まぁ笑ってくれることにはヤブサカではない、 てな具合のものが好きなのである。

で、 百閒先生の文章だが、 時折寅さんのように旅情なども感じさせる。 当時、 多くの読者が笑ってはセンチになったことであろう。
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銀塩 EOS7 + EF24-85mm F3.5-4.5 USM 

by libra-mikio | 2015-01-13 22:06 | | Comments(4)
2014年 10月 23日

網走駅

酔っている。

デアルカラ、 以前の写真を見ている。 僕はナルシスト故、 自分の写真が好きだ。

デアルカラ、 何の脈絡もなく、 想念に任せてアップしてしまう。

ほぼ1年前。 OLYMPUS OM-4Ti にKodakを詰めて、 朝の6時に網走駅にいた。

暁闇は過ぎ、 かといって活発な営みも無い、 中途半端な時間帯。

旅のさなかは、 常に中途半端だ。
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by libra-mikio | 2014-10-23 22:44 | | Comments(0)
2014年 02月 17日

マボロシトンネル

なにやら説明が必要な写真である。

しかし作者はもう酔っ払っており、 説明なんぞ面倒くさいのである。

極楽寺のトンネルである。 あ、 もちろん多重露光なんかしていない。
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EOS7D + SIGMA 30mm F1.4 DC HSM

by libra-mikio | 2014-02-17 21:56 | | Comments(0)
2013年 08月 17日

田本駅、 そして不可解 その3

更に続き。

好奇心・・・つまり怖いもの見たさ・・・に駆られたボクはご婦人の後を追った。 あ、 もちろんホームにはボクしかいなかった。

先に書いたようにホームのトンネル側に正規の出口は無いが、 保線作業用?に幅が30センチに満たず一段の高さが50センチに近い全4段のコンクリート階段があった。 彼女はここを降りたとしか考えにくい。

そして恐る恐るボクもトンネルに入った。 最初のトンネルは短いものだが、 次のトンネルは奥が深い。
途中で曲がっているようで、 出口は全く見えない。 おまけにランプの一つもなく、 漆黒の空間がポッカリ口を拡げているだけ。 彼女の姿はもう全く見えなかった。

40度に近い気温の中で鳥肌が立ち、 それ以上先に進むことは即座に断念した。 と同時に、 振り返ってみた時に入って来た入口がなかったらどうしよう・・・などとつまらぬ考えが脳裏をよぎった。

・・・杞憂だった。 一目散に 『現世』 に向かって走り出していた。
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OLYMPUS OM-4Ti

by libra-mikio | 2013-08-17 19:15 | | Comments(0)
2013年 08月 16日

田本駅、 そして不可解 その2

続き。

あろうことか、 ご婦人は知らぬ間に線路に降り立ち、 トンネルに向かって歩み始めたのだ。

もちろん、 我が江ノ電でも似たような光景はある。 しかしここは信州と遠州の狭間、 近隣に家屋とて確認できぬ秘境なのだ。

はっきり言ってゾッとした。

そういえばさっきの車掌さんは、 この女性に何らの注意をも払っていなかったよな・・・、 全く無視して指差呼称をしていたよな・・・、 見えていなかったのかも知れないな・・・

じゃ、 何故ボクには見えて写真にさえ写っているのだろう・・・
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by libra-mikio | 2013-08-16 21:09 | | Comments(0)
2013年 08月 15日

田本駅、 そして不可解

JR東海・飯田線の長野・静岡県境の長野県側に、 今回の目的地、 田本(たもと)駅がある。
鉄ちゃんの間では秘境駅としてつとに有名である由だが、 一般人のボクとても訪れたいと切望した訳だ。

この駅は俯瞰するとこのように左は天竜川、 右は切り立った崖であり、 ホームの平均の幅は枕木の長さよりも狭い。(画面奥方向が辰野方面、 手前方向が豊橋方面)
そして、この駅の出入り口は手前方向・豊橋方面の画面右側の崖に沿ったけもの道みたいなものしかない。 
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この駅はトンネルとトンネルの間の崖っぷちに無理やり、 という印象で設置されている。 そして発着する電車は豊橋方面が一日に8本、辰野方面が一日に9本しかない。
(あのう、 この写真で確認してほしいのは、 ホームの向こうの端は鉄柵で行き止まりになっていることなんだ)

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そこに、 なんと豊橋行き電車がやって来た! 時刻表なんか何にも見ていなかったボクにはまったき僥倖!
カメラを構えるボクを意識した若き車掌さんはカメラ目線などは一度もくれず、 制服の着こなしもりりしく、 足をハノ字に開き、 『指差呼称』 の見本を見せてくれた。
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そしてかように電車は意気揚々と豊橋方面に出発したのだった。
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・・・・・が、 しかし、 さっきの写真をもう一回見て頂きたいのだが、 ただ一人降車した年配のご婦人がいらっしゃった。
・・・・・で、 だ。 このホームから表に出るには前述したように、 画面手前方向・豊橋方面の崖際のけもの道しかないのだよ。
ところが降車したご婦人は、 さりげなく画面奥方向のトンネルに向かって歩いていたのだ。
もう一回見てみて・・・
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この時既にイヤな予感がし始めたんだ・・・

by libra-mikio | 2013-08-15 22:57 | | Comments(0)
2013年 07月 28日

駅の旅愁

線路、 駅、 というのはなにゆえ旅愁を掻き立てるのか。

ボクは鉄ちゃんではないが、 もちろんこれまでの人生で沢山の列車に乗り、 駅に降り立った。

学生時代、 松本から軽井沢に行くために乗り換えた篠ノ井駅の透明な蒼空。

京都駅では改札の中にいる男性に柵越しに女性が泣きながらすがりついていたっけ。

この時は事情も判らず (判る訳は無いが)、 思わずこちらの目頭も熱くなった・・・

55歳にもなると、 旅愁には憧れの他に自分史の要素が加わるようだ。
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OLYMPUS OM-4Ti + G.ZUIKO50mm F1.4 + X-TRA400

 

by libra-mikio | 2013-07-28 21:45 | | Comments(0)
2013年 07月 01日

木曽のデコイチ

昨日は日曜なのに仕事をした。 それも木曽まで行って。

内容はと言えばムカ~シムカシに当社が行ったB2C事業で、 今になって問題が噴出し、 Cさんたちに取り囲まれて厳しい意見を浴びる役目。

これ以上書くと、 どっかの役人のように炎上してクビになるからもう止める。

閑話休題、 木曽福島の駅にD51がいた。

ボクは幼少のミギリ鉄道模型が好きで、 特にEF58やEF65が好きだったのだが、 SLには興味がなかった。

でもやはりD51は特別な存在だ。 デコイチは近代日本の発展を背負ったと言っても過言ではないだろう。

老兵は死なず。 風雪に耐えた威厳を感じた。
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CANON Powershot S100

 

by libra-mikio | 2013-07-01 20:32 | | Comments(0)