カテゴリ:夜( 54 )


2016年 03月 17日

春宵モクレン

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夜9時半、くたびれて帰って、駅から家に向かい、歩く。

住宅街のいくつかの小道を曲がると、家々の塀の上にモクレンが咲き始めている。

通り過ぎ、家についてからカメラを持ち出し、花に戻る。

花を浮かび上がらせるのは、月齢8日の半月だ・・・と言いたいところだが、ただの街灯。

でもね、ぽってりとした花弁は充分になまめかしく、ようやく到来した春宵に身をゆだねている。
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X-T1 + XF35mm F2R WR

by libra-mikio | 2016-03-17 23:44 | | Comments(0)
2015年 09月 14日

海の星月夜

毎日新聞朝刊に俳句とその解説が載っている。「季語刻々」というタイトルで、坪内稔典氏が紹介している。先日の句は、河東碧梧桐であった。

吾が庭や椎の覆へる星月夜

  quote
庭に大きな椎の木があって、その下は真っ暗。でも木の下を少しずれると星明りだ。
(中略)
小学生のころ、星月夜には影踏みをよくした。キツネを踏んだ、と叫ばれると尾が急に生える感じだった。星の夜は妖しい。
  unquote

この、後半のキツネの文、そして「星の夜は妖しい」、が妖しい。いいなぁ、こういう文章。
星の光で影踏みができる!

ところで、星月夜、というのは月も出ている光景をつい思いがちだが、正しくは、「星の光で、月夜のように明るいと感じた夜」の意味なので、お月様はおらず、星明かりのみの夜のことだ。
いずれにしてもこの文章から、夜気にしっとりと濡れた野面の道の情景が思い浮かぶ。

今宵も湘南は暮れ往くが、海の星月夜というのをいつかは経験したいものだ。
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あ、写真は星月夜ではなく、星月夜を予感させる夕景・・・このまま星の光だけで白い波がみえたらいいなぁ、なんちゃって、ということデス。

by libra-mikio | 2015-09-14 22:15 | | Comments(0)
2015年 04月 25日

お店の夜

茅ヶ崎のとある住宅地の一角には商店街というほどではないがお洒落な店が点在する。
僕はときどき、 このお店たちの夜の顔を撮影している。

夜のお店の・・・、 いや、 お店の夜のディスプレイを見るのは楽しい。
昼間には全く気付かなかった店主のしゃれっ気がさりげなく表れている。
鎌倉も葉山もいい。 鵠沼は・・・ダメ、。 まして辻堂はブー。

今日は、 X-T1 に ZUIKO35mmF2 をつけて開放・ISO1600で撮った。 
手振れ補正なんかなくても、 デジタルボディと明るいZUIKOで難なく撮れる。 すげぇ!
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と、 ここで書くのは終わりにしようと思ったが、 あとひとこと。
以前或るカメラ雑誌で、 北海道のFM局を運営しているアマチュア紳士が、 M6+Sumilux50mmF1.4+ILFORDで、ヴェネツィアのゴンドリエを夜に撮った写真を見た。
心底、 いいなぁと思った。 
僕が夜の写真に目覚めたのは、 このアマチュアカメラマン氏のおかげである。





 

by libra-mikio | 2015-04-25 21:19 | | Comments(0)
2015年 02月 24日

雨、夜、江の島

あの娘たち、 何で今頃居るんだろ?

まてよ、 何で僕はそれを撮ってんだろ?

季節外れの江の島の、 ある雨の夜。
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EOS 5D

by libra-mikio | 2015-02-24 23:11 | | Comments(0)
2014年 11月 25日

漂う夜

今宵は冷えてきた。

数週間前に漂った小諸の夜を想い出す。

旅人は町に溶け込めない。 観察するだけだ。

しかしこの町は無作法にレンズを向ける余所者を排除しない。
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EOS 5D + EF24-105mm f/4L IS USM

by libra-mikio | 2014-11-25 22:31 | | Comments(0)
2014年 11月 23日

リーズナブルに夜を撮る

旅に出ても、 基本的に泊らなくては夜の写真は撮りにくい。 泊るには宿の手配も面倒だが、 第一コストが掛かる。

それでは、 宿泊のコストを掛けずに景勝地の夜を撮るにはどうしたら良いだろう・・・

なーんだ、 僕は湘南に住んでいるんじゃないか。 湘南の夜を撮ればいいんじゃないか。

と、 短絡的に考え、 試しに夜の江の島にぴゅっと行って来た。

すると、 結構魅力的な光景が広がっていた。
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EOS 5D + EF24-105mm f/4L IS USM

by libra-mikio | 2014-11-23 21:23 | | Comments(0)
2014年 11月 10日

夜の分去れ

信濃追分にある 「分去れ」 の常夜灯。

「右は越後へ行く北の道 左は木曾へ行く中山道」、 北国街道と中山道の分岐点。

高校生の頃、 追分に寮があった。 近くに寿美屋という酒屋があり、 今でもある。

人生最初の煙草はこの寿美屋から寮への帰り道に吸ったチェリー・・・

小諸の宿に入る前に是非とも行ってみたかった。

夜の分去れ。 灯火のともる常夜灯。 そして雨。
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EOS 5D + EF24-105mm f/4L IS USM

by libra-mikio | 2014-11-10 21:57 | | Comments(0)
2014年 11月 04日

小諸、夜

最近、 悪天候も自分の写真の性に合うと思い始めている。

故に雨の夜は、 僕にとっていささかの苦痛でも無い。 もちろん防塵・防滴デジタル機材という強い味方があっての話だが。

小諸には日が暮れてから着いた。

つるやホテルにチェックインした後、 カメラを持って街に出る。

初めてでは無いにしろ不得要領な街。

ほっつき歩く。 感情の赴くままにレリーズする。
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EOS 5D + EF24-105mm f/4L IS USM

by libra-mikio | 2014-11-04 22:09 | | Comments(0)
2014年 10月 25日

連想を催す夜

この写真を見ながら突然に、 自分勝手な連想ゲームが始まった。
我ながら、 理由は全く不明。

夜 ⇒ Round Midnight ⇒ デクスター・ゴードン ⇒ カーリン・クローグ・・・

なんと何十年ぶりか知らねど、 ノルウェイの歌姫、 カーリン・クローグに想いが飛んだ。

ジェリー・ジェリー、 シャイニー・ストッキングス、 ハウ・インセンシティブ・・・

乾いて知的な声が僕をしてまだ見ぬ北欧を想像せしめたものだ。

試しにググってみた。 カーリン姐さん、 1937年生まれだった。 僕より20歳上の姐さんだ。

現在77歳の彼女の写真は、 見るべきではなかった。
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by libra-mikio | 2014-10-25 23:07 | | Comments(0)
2014年 06月 23日

スケルトン

きっと以前には、 紙が貼ってあったのだと思う。

永い風雪に耐えかねて、 きっと破れたんだろうな。

オーナーは都度補修したのだろうが、 最後は業を煮やして、 全部剥がしちゃったんだろうな。

そしたらそのスケルトンな雰囲気が案外マッチして、 それ以来わざと直さないんだろうな。

こんな遊び心が、 夜の街にはいくらでも転がっているのだろうな。
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Canon EOS 7D + EF24-105mm f/4L IS USM

by libra-mikio | 2014-06-23 21:05 | | Comments(0)