Mickey's world

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2017年 11月 16日 ( 1 )


2017年 11月 16日

落葉松

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若き日、落葉松は空気の如く身近にあり、若葉や黄葉を見ることは呼吸をすることと同義であった。
あまりにも近しかった故、その後都会に戻っても心の中に生き続け、再確認する必要がなかった。

今でもその気分は濃厚に残っているが、人生の節目を迎え、改めて個人的なセレモニーとして落葉松林に向かい合うことにした。
彼らは僕にどのような記憶の断片を紡ぎ出させるのか。




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記憶の断片を・・・と書いたが、やはり特別なエピソードは顕れない。
視覚としては。
そう、興味深いことだが、改めて向き合うと視覚よりも嗅覚の方が何かを浮かび上がらせようとしている。
臭いの残像とでもいうのだろうか。
本来思い出したかった大学時代のことではなく、高校時代に軽井沢で夜通し星を見た印象が深海魚のように心に登ってきた。
それはそれで僕が光っていた時代だ。




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とりとめのない話になりつつあるが、思い出などは、もとより夢のようなものである。
落葉松の黄葉は、僕にとり特別なものではなく、ベッドの枕のようなものなのかもしれない。


by libra-mikio | 2017-11-16 23:00 | 季節 | Comments(0)