いつも思うことだが、出会いと別れの、別れにおいて
(これは通常の別れですよ、恋人との破局、なんて意味じゃありませんよ、笑)、
去るほうと、去られるほうでは、去られるほうがよほどコタエルなぁ、と。
去るほうには、去る、という次の行為が控えている。しかし去られるほうは、無防備だ。
子供の頃、毎夏、イトコが1週間くらい、ウチを海の家代わりにして滞在した。
そして当然帰る日が来る。その見送りの辛いこと。
やはり子供の頃、大好きな航空自衛隊の叔父さんが我が家に泊まり、
やがて三沢基地に帰るときのお見送り。これも子供ながらに辛かった。
夕暮れに家路を急ぐクルマのテールランプを見て、ふと、そんな感情を思い出した。
EOS 40D + EF-S17-55mm f/2.8 IS USM