Mickey's world

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2017年 07月 24日

キスゲと一緒に太陽を待つ

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白樺湖の定宿を、朝の5時半に出る。
勝手知ったるフロントは、キーを置いておけばいいから、ということになっている。
ニッコウキスゲを見に、車山の肩を目指す。
雨ではないが晴れでもない微妙な空気感。
ビーナスラインから振り返れば、蓼科山がシルキーな高層雲越しの朝日に影絵になっている。




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霧ヶ峰はまだ乳色の曖昧なエーテルで満たされている。
去年とほぼ同じ日の同じ時刻に霧ヶ峰にいるが、今年のニッコウキスゲは去年より張りがあるようだ。
でもこの光ではくすんでいて、なんだかのっぺりしている。
雨でも構わないとは思っていたが、晴れるのであれば早く晴れてほしい。




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さあ、もうすぐだよ。もうすぐ、お日様が顔を出すよ。
さっきよりも明るくなって来たぞ。
まだかな、まだかな。
太陽を待っているのは花たちも一緒のようだ。




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そら出た!
一旦太陽が出てしまえばこんなにも透明な色に変わる。
ここでも名残のレンゲツツジが少し咲いていた。
ツツジとキスゲのツーショットを狙ってあれこれアングルを変えてみたが、これが精一杯。
自然界の贈り物のワンカット。



by libra-mikio | 2017-07-24 20:49 | 高原


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