Mickey's world

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2017年 03月 02日

憧れたもの

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小学校の5年生の頃だったろうか、ドロップハンドルのサイクリング車に無性に憧れた。
ツーリングなどという言葉を知ったのもその頃であった。

たしか少年サンデーに載っていた広告の、ブリジストンのサイクリング車のハンドルにはバッグが付き、前後の車輪の両側にもバッグが垂れていた。
もちろんライトがあり、更には後ろの泥除けにもテールランプが装着されていた。
そのテールランプの上部には白色レンズが組まれ、その光は乗っている人の背中を照らすように設計されていた。
キャッチコピーは「人間工学に基づいた・・・」というものだった。
そして10段変速だった。

素敵だ!
こんな自転車があればどこにでも行けるじゃないか!
だって、夜になっても走れるんだよ!

まさに夢であった。
幼い僕はそのページを切り取り、寝床の枕元に立て掛け、それこそ夢の中で走ることを願った。

欲しかった。
でも結局、夢は夢で終わった。






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先日早朝に通った旧い街道沿いに、古い自転車屋があった。
ちょうど朝日が射し始めていた。
通り過ぎる刹那、硝子戸の中にサイクリング車が見えた。
そして数百メートル行き過ぎてから、Uターンして、子供の頃の夢に改めて出逢った。
X-T1


by libra-mikio | 2017-03-02 23:07 | Mic記 | Comments(0)


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