2017年 02月 26日

ルネ・ラリック

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写真家の小瀧達郎さんはいまヴェネツィアに行っているらしいが、何日か前のブログでルネ・ラリックの「バッカスの巫女たち」を取り上げていた。
そんなことがあって、僕も急にラリックの工芸作品が見たくなった。
そんなことがあって、今日、箱根の某所にある某美術館の駐車場に、9時の開館前に僕は到着していた。

本物を見るってすごいことだと思う。
エミール・ガレにしろルネ・ラリックにしろ、彼らの作品って芸術と製品のあわいにいるのだろうが、やはり本物が放つオーラは厳然として、ある。






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七宝と彫金とガラスの、得も言われぬ統合。そして化学反応の後の味わい深い完成。
この作品は、20世紀初頭にフランスで急激に増加した女性喫煙者のための灰皿だと思うが、なんとも言えない面白味がある。
あふれ出る才能は、汲めども尽きぬ泉のようだったのであろう。






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ラリックの作品は、チョーカーだったり香水の瓶だったり、或いはブローチ、ペンダントなどが多いが、時にこのように用途不明ななまめかしいものもある。
きっと作りたかったんだね。
それにしてもどうしたらこのような造形が出来るのだろう。
女性像と言えば僕の中ですぐ出てくるのは荻原守衛の「デスペア」だが、ラリックのこの妖艶さは求めるべくもない。

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by libra-mikio | 2017-02-26 22:58 | Mic記 | Comments(0)


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