エミール・ガレの「ひとよ茸のランプ」を知っている人なら、この「えのすい」のクラゲが、如何に似ているか、即座に判るであろう。
僕は「ひとよ茸のランプ」が大好きだ。
でも僕はクラゲは好きじゃない。
今まで何度もクラゲに刺され、その醜悪な触手による禍根を文字通り「痛いほど」知っている。
エミール・ガレはフランス、ロレーヌ地方ナンシー、つまり内陸の生まれだから、子供の頃は海など見たことは無かったろう。
だからクラゲなどというイキモノについては、おそらく図鑑の知識程度であったろう。
そして彼はクラゲに憧れたか。
そして彼は、クラゲと茸の相似について、早くから感付いていたのかもしれない。
「ひとよ茸のランプ」は、本当は「ジェリー・フィッシュのランプ」でも良かったのかもしれない。
X-T1
でも、クラゲって、ヤッパ好きじゃない