Mickey's world

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2016年 02月 02日

時間

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昨日は月曜日だというのに友と飲んでしまった。美味しい牛タンを食べ、美味しい焼酎を飲んだ。その時、ここ数日妙に頭から離れないある考えを、つい、話した。
時間のことだ。

例えば、今僕は牛タンを咀嚼している。その牛タンを口に入れた時のことは当然ながら一連の動作として今の咀嚼につながっている。

昨年の秋に上田城を訪れたことは、さすがに今現在一連の動作とは言えないが、少なくとも今の自分と、主観的につながっている。

ところが、高校卒業のクラス旅行での夜、みんなで酔っ払って「楢崎 弥之助くんごっこ」(わかるかなぁ、ロッキード事件時の予算委員会での追及劇(笑))をしていた僕を、思い出すことは出来るが、かろうじて細い線で今につながっているレベルとなる。

ましてや、幼稚園のアルバムの中の僕は、僕であることは間違いないが、その子が今の僕とつながっている感覚はまず皆無だ。

この、時間の、なんと不思議なことよ!

そんなことを友に話したら、笑わずに同感してくれた。理解してくれた。
持つべきものは友だ(笑)。
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この話を象徴する写真として波をとりあげた。
波打ち際で散る波も、こうやって逆の順序で見てみると、数舜前には波がしらが砕け始めているが、更に前にはただのうねりである。
そして、散る波は、うねりの頃の自分をおそらく覚えてはいのだろう。
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X-TI + XF 55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS

by libra-mikio | 2016-02-02 22:43 |


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