以前、拙ブログに
『スコットランドの丘』、のような という文章をアップした。
(たった今気づいたが、3年前の10月17日だった。奇しくも全く同じ日に行ったんだ!)
そして今日もぶらりと行ってきた。ススキはまだ完全には開花していなかった。
箱根の仙石原はススキで有名だが、富士山が見えない。近いのに。
ところがこちらは正面に富士山が見える。
もともとこの草原は、富士山が大好きだという友人から教わった場所だ。
てっちさん、ありがとう。
また、仙石原は実に多くの人々が訪れるが、ここはおそらくハイカーしか知らないのではないだろうか。
今日も誰にも会わなかった。
稜線(というのは少し大げさだが)の向こうに太陽が沈んでいくので、ススキに降る光は日が落ちるにつれ、根元から影を拵えていく。
山道を下っていた僕は、ススキの穂にのみ光が当たっている光景に遭遇した。
慌ててカメラを構え、露出を決め、ピントを合わす。オールドレンズなのですべて自分で決める。
3枚撮った。
家に帰って確かめたら、(ここに挙げた)最初の1枚はススキの穂に光が当たっていたが、2枚目と3枚目は、すでに穂から光が離れてしまっていた。
普段は気にも留めない地球の自転を、皮膚感覚で知る瞬間である。
X-T1 + ZUIKO 35mm F2