もう20年になるか、 CONTAX G-1 の広告で、 ヨーロッパのお城の庭に咲くチューリップの作例写真がカメラ雑誌の見開きに載っていた。
その写真は当時の日本製レンズの真逆を行く、 「くっきり鮮明」 ではなく 「ぽってり情緒フル」 なモノだった。
京セラが作っているのは知っていたけど、 そのトーンの違いに驚き、 心底いいなぁと思ったものだ。
でも僕はまだガキで、 結局自分が写すものは 「コントラストの高いガキ写真」 であった。
今はデジタルを使っても、 何とかして 「デジタル臭さ」 を排除しようとしている自分がいる。
よく写ることと、 写りすぎることは違うと思っている。
Canon EOS 7D + EF100mm f/2.8L Macro IS USM