価値観の相克ほど厄介なものは無い。
しかもそれが肉親の間で起これば、 五木寛之も言うようにかなり深刻になる。
しかしそもそも、 Aが是なのか、 Bが是なのか、 それは時世時勢によって変わってしまう。
この世に「絶対の真実」は無く(少なくとも人間が発するものには)、
人の数だけ、 「その人の信じる真実」があるのだと思う。
この真実を価値観に置き換えても良いだろう。
いや、そもそも「感」である以上主観的であり、客観的ではない。
だから人の数ほど「価値観」があるのは紛れも無い事実だ。
それゆえ価値観は互いにぶつかり合う。
人生ってナンだろう。
例えば旅客機は、 最高の効率で、 最短の距離をスマートに飛ぶ。
しかしそこには自由が無い。
ではグライダーはどうだろう。
確かに引っ張られる必要はある。 そして目的の滑走路に下りる必要性はある。
しかし、 牽引策から放たれた瞬間、 彼は自由になる。 自由なルートを使って滑走路に戻る。
ボクはグライダーに憧れる。
EOS40D + EF17-55mm f/2.8 IS USM